・生花のゆくえ。
2009年 04月 14日
このアレンジメントは
先月およばれした友人の結婚式で頂いたもの。
当日の荷物はドレスワンピースとシューズ、そして引き出物と
盛りだくさんの荷物をほろ酔い気分で持ち帰った
その中にこのお花がありました。
ドレスを包んでいた大判のシルクスカーフに
アレンジメントを包み
小さなバッグのようにしてそっと持ち帰りました。
そして本日、
さようならします。
ガーベラが
最後まで可憐なピンク色を楽しませてくれておりました。
その他の花々は
しおれる間際に少しずつオアシスから引退していただき
ドライフラワーになるべく我が家の窓辺へ吊ります。
私だけかも知れませんが
「生花」ってもちろんきれいなのだけれど、
ステキなのだけれど、
なんだかほんの少しワタシの美意識の中でざくりと傷む部分があって
苦手なのです、。
「にがて」とそこまではいかないのだけれどなんだか
こころがちくりとしてしまうのです。
なぜかしら、。
父が昔からお花や盆栽をいじっていたので
いつも庭先に季節の木々や花々が
咲き誇っていたからかもしれません。
田舎へ行けば野花や球根の花々が咲いていて自然いっぱいのなかにあるお花の
美しく伸び伸び育っている、と幼少時代から感じているからでしょうか。
なんだかカットされたお花がなんだか、、、、かわいそう、と
ほんの少し思ってしまうのです。
そんな偽善者ぶるつもりでもなんでもないのですが
もちろんキレイ♪
そういう感情はもちろんあるのです。
ただ、
ワタシの手元にやってきた花たちは
数日後にはごみばこへ、、。
そうたどる行く末の運命がなんだかとてもちくりとこころが痛むのです。
自分のウェディングのときはアートフラワーにしました。
どこのメーカーの
どのブランドのお花が寄りリアルに良く出来ていて
且つ嫌味のない美しさ、かを
東京のデパート中を調査して周り、
ブーケとドレスの後ろに付ける飾りとブートニアを
アレンジして現地へ持ち込みました。
(挙式後ブーケはお世話になった現地スタッフさんへ差し上げました。)
お花は美しい。
それは大地から栄養と元気を吸い上げてこその
元気とパワーから来る美しさ、
だと思うので切花となって我が家へやってきた
お花はドライフラワーにして
最後までちいさなありがとう、ごくろうさま、をほんのり込めるのです。
生花はきれい。
鉢植えのお花は「生きている」美しさを感じられる。
そんな風に思うのはわたしだけでしょうか。
*もちろん生花を観るのはとても楽しくイマジネーションも広がるので
デパートやホテルなどで飾られていると
必ず近寄ってじっくりながめてしまうほどです。
今日のお話はワタシのもとへやってくるお花でのお話。
ワタシはどちらかというと
切花よりも鉢植えの方が好きかしら。
生花のブーケよりもドライフラワーのリースの方が好きかしら。
そんな程度のお話なのでした(笑)。
ちなみに昨年は大きなリリーのようなヒヤシンスにしましたが
今年の義母の日は鉢植えのイングリッシュガーデンの鉢植えにしました。
最後は庭に移し変えればまた来年、
可憐な姿を見せてくれるだろうと考えて鉢植えに。
自分の母には甘味を抑えたケーキでも焼いて持っていきましょうか、と考え中です♪
by atelieraplus
| 2009-04-14 13:57
| ・日々のこと。